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ヘンデル:オラトリオ「メサイア」(英語版)
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| 商品カテゴリー: | ミュージック,CD,DVD,クラシック,音楽
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| 収録曲: | オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 シンフォニア, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第1曲:伴奏付レシタティーフ(テノール)「慰めよ、慰めよ、わたしの民を」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第2曲:アリア(テノール)「すべての谷は埋め立てられ」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第3曲:コーラス「このようにして、主の栄光が現わされると」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第4曲:伴奏付レシタティーフ(バス)「まことに、万軍の主はこう仰せられる」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第5曲:アリア(バス)「だれがこの方の来られる日には耐えられよう」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第6曲:コーラス「この方は、レビの子らをきよめ」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第7曲:レシタティーフ(アルト)「見よ、処女がみごもり、男の子を産み」オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第8曲:アリア(アルト)「シオ, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第9曲:コーラス「シオンに良い知らせを伝える者よ」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第10曲:伴奏付レシタティーフ(バス)「見よ闇が地をおおい」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第11曲:アリア(バス)「闇の中を歩んでいた民は」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第12曲:コーラス「ひとりのみどり子が、私達のために生まれる」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第13曲:パイファ(田園シンフォニー), オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第14曲:レシタティーフ(ソプラノ)「さてこの土地に、羊飼い達が」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第15曲:コーラス「いと高きところに、栄光が神にあるように」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第16曲:アリア(ソプラノ)「シオンの娘よ、大いに喜べ」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第17曲a:レシタティーフ(アルト)「その時盲人の目は開かれ」 オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第18曲a:二重唱(アルト、ソプラノ, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第1部 第19曲:コーラス「私のくびきは負いやすく、私の荷は軽いからです」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第20曲:コーラス「見よ、世の罪を取り除く神の小羊」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第21曲:アリア(アルト)「彼はさげすまれ」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第22曲:コーラス「まことに彼は私達の悩みを負い」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第23曲:コーラス「彼の打ち傷によって、私達はいやされた」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第24曲:コーラス「私達は皆、羊のようにさまよい」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第25曲:伴奏付レシタティーフ(テノール)「私を見る者は皆」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第26曲:コーラス「主に身を任せよ」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第27曲:伴奏付レシタティーフ(テノール)「そしりが私の心を打ち砕き」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第28曲:アリオーソ(テノール)「見よ、このような痛みがほかにあるかどうかを」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第29曲:伴奏付レシタティーフ(テノール)「彼が私の民のそむきの罪のために打たれ オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第30曲:アリア(, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第31曲:コーラス「門よ、お前達のかしらを上げよ」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第32曲:レシタティーフ(テノール)「神は、かつてどの御使に向かって」 オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第33曲:コーラス「神の御使, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第34曲a:アリア(アルト)「あなたは、いと高き所に上がり」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第35曲:コーラス「主は御言葉を賜わる」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第36曲:アリア(ソプラノ)「良いことの知らせを伝える人々の足は」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第37a曲:アリオーソ(テノール)「その声は全地に響き渡り」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第38曲:アリア(バス)「なぜ国々は騒ぎ立ち」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第39曲:コーラス「さあ、彼らの枷を打ち砕き」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第40曲:レシタティーフ(テノール)「天の御座に着いておられる方は笑い」 オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第41曲:アリア(テノール, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第2部 第42曲:コーラス「ハレルヤ」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第3部 第43曲:アリア(ソプラノ)「私は知っている」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第3部 第44曲:コーラス「というのは、死がひとりの人を通して来た」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第3部 第45曲:伴奏付レシタティーフ(バス)「聞きなさい、私はあなたがたに奥義を告げましょう」 オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第3部 第46曲:, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第3部 第47曲:レシタティーフ(アルト)「死は勝利に呑まれた」 オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第3部 第48曲:二重唱(アルト、テノール)「死よ, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第3部 第50曲:アリア(ソプラノ)「神が私達の味方であるなら」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第3部 第51曲:コーラス「ほふられた子羊は」, オラトリオ≪メサイア≫ HWV56 全曲 第3部 第52曲:コーラス「アーメン」,
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メシア降誕から神の王国実現までを描いた輝かしき「メサイア」
オラトリオ「メサイア」はヘンデル晩年の傑作で、バッハの偉大な二つの受難曲と共にバロック時代の宗教曲において遥かなる高みに立つキリスト教精神の表現である。伝えられるところによれば、ヘンデルはこの曲を作曲するに際し、飲まず食わずで没頭し、涙を流しながら作曲し、一月も掛からずに完成させた。そして、初演後はたちまち人気を博し、作曲者が他界する一週間前のロンドンで指揮した頃にはすでにこの曲は常演曲目として定評を得ていたそうである。作曲後百年以上も見過ごされていたバッハの受難曲とは正反対である。また、正反対なのは曲の運命だけではない。その内容も全くといってよいほど正反対である。
まず、ヘンデルの「メサイア」はバッハの受難曲の福音書記者がない。コラール(コーラス)、アリア、レチタティーボ(伴奏付きレチタティーフ)は存在するが、どれもバッハとは異なり、その歌詞が聖書の聖句に基づいている。また、聖句もバッハの受難曲ではマタイ、ヨハネ共にある一部分(イエスの受難)のみを扱っているが、「メサイア」ではヘブライ語、アラム語聖書(旧約聖書)、ギリシャ語聖書(新約聖書)のそれぞれキリスト(メシア)に関する聖句を歌詞として扱っている。それによってバッハの受難曲のようにキリストの受難を劇的な内的ドラマとして表現し、聖書の音楽的解釈である作品ではなく、キリストの預言、降誕から、キリストによって成就される「神の王国」実現を客観的な視点で描いた作品であるといえる。それはバッハの受難曲が全体を覆う人間の罪とそのためのキリストの受難に対する深い悲痛の念と省察を秘めているのに対し、「メサイア」は全体に輝かしく、喜ばしい感情が漲っていることからも理解できるだろう。半分以上は長調の曲であることがその希望に満ちた想いを物語っているであろう。けれども、決してただキリストの預言から再臨までを叙述したのではなく、信者という視点からその喜ばしい福音の知らせに歓喜する心を見事な筆致でもって、輝かしく描いたと考えるべきではないだろうか。全曲の頂点である有名な「ハレルヤ」はまさに信者の神を讃える賛美に他ならない。
バッハが全人類的な罪による受難を描いた同時代にヘンデルが来るべき神の王国に対する希望と喜びをかくも対照的に描いたというのは決して偶然ではないと思う。ルター派プロテスタントであるバッハと啓蒙的なヘンデルとの違いがこのようにはっきりとした差異で現れたのだろうが、それよりもこの後に来るべき啓蒙主義の時代の萌芽がここに現れていると解釈してもよいのではないだろうか。この後、登場する音楽の巨人ベートーヴェンはヘンデルを非常に高く評価し、「ヘンデルは最も偉大な作曲家である」と言ったと伝えられている。バッハはこの当時はまだしかるべき評価はされていなかったため、ベートーヴェンが彼の曲を聴いたらまた評価は異なっていただろうが、それでもヘンデルの偉大さを率直に述べているこの言辞は決して変わるものではない。ベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」はバッハの受難曲よりもヘンデルの「メサイア」に遥かに親近性がある。この曲を作曲する際に「メサイア」を研究した事は明らかだろう。時代を経て、ヘンデルの精神はベートーヴェンに受け継がれたのである。
この「メサイア」の演奏に関して、歴史上忘れてはならないのはこのリヒター指揮、ロンドンフィルハーモニーのものだろう。バッハの宗教曲における厳格で魂をえぐるような内的ドラマを展開するリヒターとは異なり、厳しくも輝かしい表現を実現する彼の姿がここには存在する。ロンドンフィルハーモニーの伝統と格式に満ちた管弦楽もリヒター統率の下で神々しい趣を備えている。弦楽合奏などはあまりにも崇高な響きで、襟を正して聴かねばならないであろう。また、四人の独唱者も大変素晴らしい。英語の発音もしっかりしているし、何よりも力強く、高らかな歌唱はこの曲に合っている。そして、ジョン・オールディス合唱団も巧い。この曲を演奏するにおいてこれほどすべてが見事に揃って録音された事は大変幸運な事であった。この完成度の高さに比肩するものは今後、現れるであろうか。
ユニバーサル ミュージック クラシック
「メサイヤ」ハンドブック 発音・文法・解釈・日本語訳・バージョン ヘンデル:メサイア(全曲) 原典版 ヘンデル/メサイア (ベーレンライター・ヴォーカル・スコア 3) (ベーレンライター・ヴォーカル・スコア 3) バッハ:ミサ曲 ロ短調 ヘンデル:合奏協奏曲 作品6
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